ご相談から竣工まで
家を建てること。それは車を買うように何度も体験することではありません。
ほとんどの方が一生に1度か2度の大きな買い物となると思いますので納得のいくまで検討される事をお勧め致します。
まずはじめに、ご家族で家づくりの希望要望を整理してみてください。土地探しから始められる方は敷地環境条件そしてどんな住まいにしたいかなど希望要望を箇条書きにするなど整理していただくと御自身にとっても設計依頼の折りにも話しやすくなることと思います。
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ご相談
家を建てること。それは車を買うように何度も体験することではありません。
ほとんどの方が一生に1度か2度の大きな買い物となると思いますので納得のいくまで検討される事をお勧め致します。
まずはじめに、ご家族で家づくりの希望要望を整理してみてください。土地探しから始められる方は敷地環境条件そしてどんな住まいにしたいかなど希望要望を箇条書きにするなど整理していただくと御自身にとっても設計依頼の折りにも話しやすくなることと思います。
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打合せ(計画はじめ「基本計画」)
初打合せ(顔合わせ)の上で基本計画に入らせていただきます。
現場調査をまだ行っていない場合は、これは欲しい。何人で住む。収納スペースをどれくらい確保したい。何を大切にされている。資金の予定。敷地の有無など大枠のお話を伺います。細かい詳しい話は現場調査を行ってからとなります。
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現場調査
現場調査がなければ計画は始めることはできません。

□敷地及び敷地周辺の環境(車や人などの交通量、騒音、公園の有無)
□隣地との関係(距離・窓の位置・隣地境界線の在り方<塀の存在>等)
□敷地の傾斜の有無、全面道路の幅員及び関係、植栽、方位、水道、電気、ガス等の引き込み、電柱の位置等

※建築設計に必要な様々な情報をここで確認させていただきます。

敷地の法令上の規制や状況をきっちり掴んだ上で設計に反映させます。基本として施主さま側で測量図を用意していただき設計が始まります。測量図がない場合は測量士に依頼し作成(有料)していただいております。後々、近隣さまとの問題が起こらないように未然にポイントは押させて万全策をとり進めさせていただきます。
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基本設計(基本設計契約=有料)
ここから具体的な話に入ります。
食事やキッチンの事、既存の家具をどうするのか、生活習慣はどういうスタイルなのかなど細かい内容について伺います。質問・会話を繰り返しながら、施主様(依頼主)がどんなことに関心があり大切にされているのかを確認していきます。

打合せの際は本音でぶつかっていかれたら良いかと思います。打合せ議事録を作成していきますので都度ご確認いただきます。数多く話し合われたご家族でも意見の食い違いがあったりすることもありますので、後で『こうしたかった』ということの無いようにお願いします。工事が始まってしまいますと工事工程の段取りや見積り外の工事として追加金額が増えていくことにも繋がりますので、そうならないためにも工事前の打合せは納得のいくまで行いましょう。
打合せ後しばらくお時間(3週間から4週間)をいただき、具体的に計画案をまとめていくことになります。

□計画図面(平面図等)
□イメージドローイング(完成予想図)
□建築模型制作(必要に応じて)

当事務所では基本計画業務は有料(模型等及び完成予想図は別途)とさせていただいております。
(住宅:30万円・その他:50万円が基本設計料ですが本契約後に金額は契約金額に含めさせていただきます)
様々な角度から希望要望条件を取り入れ計画をまとめさせていただき次回打合せ(プレゼンテーション)での提案へと進みます。
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本設計契約
前回打合せでの計画提案(プレゼンテーション)において施主様承認にとなりましたならば、正式な設計契約となります。
そして具体的に工事金額を積算できる実施設計図書作成に進みます。
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実施設計業務
本契約より約2ヶ月から6ヶ月の間、数回の打合せを行い詳細事項や建築設備のメーカーの品番・仕上げ材料の種類・塗装材料の種類及び色彩・様々な決定事項を一つ一つ決定していきます。各詳細の技術的な納まり等の詳細図の検討製図も行います。そして最終1冊の実施設計図書としてまとめあげます。全て打ち合わせ議事録を作成して進めていきます。ここでの実施設計図書を元に工事金額の見積りを施工会社(工務店)に依頼するのですが、当事務所では実施設計図書作成時に工務店さんとの技術的な確認を同時に行います。そうすることで現場進行時での検討事項協議の時間を極力少なくなるように致します。
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確認申請業務
実施設計図書作成と平行に確認申請書類作成を行います。
この国には昭和20年に施行された建築基準法という法律があり、それに準じて許可を得ないと建築工事はできません。

<建築基準法第6条・建築物の建築等に関する申請及び確認>
建築基準法は建物の用途、構造、設備やその敷地について最低限の基準を定めその噂守を国民に義務づけております。違反すると懲役・罰金など課せられ場合によっては行政代執行によって竣工後の家でも取り壊すことも可能なのです。

もっとも、この法律は建物を安全につくることによって人命や財産を守ると共に衛生で快適な住環境を維持することを目的としています。さて具体的には設計図書を揃えて役所に申請すると適合が確認されれば審査の上で確認済証(建築確認通知書)が交付されます。これで晴れて工事着工できることとなります。家が竣工(完成)すれば完了届けを提出し完了検査を受け、検査済み証の交付、引き渡し、建物の登記を経て自分所有の家になるのです(当然ながら固定資産税も毎年かかります)
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工事見積もり(変更修正及び調整)
まとめられた実施設計図書を元に施工会社(工務店)へ見積り依頼を出した数日後、工事見積金額として工務店さんより設計事務所への見積書提出が行われます。そして、それを元に施主さまと設計事務所・施工業者との打合せに進みます。予定予算との調整作業へと進み予算オーバーの場合は減額案として設計変更等により減額案を作成し見積もり予算調整を行います。

様々な角度により一番ベストな減額案(計画変更・デザイン変更・材料変更)を元に最終見積もりを決定し、施主・施工会社(工務店)・設計事務所の3者合意の元、工事請負契約へと進みます。
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工事請負契約
最終減額案により計画と見積り金額を施主さまに納得していただけましたらば、工事請負契約となります。この時点で変更など無い様にしましょう。工事が始まってからも変更は可能ですが、別途工事の扱いになることもあります。工事契約金額より更に追加工事金額として別にかかりますし、工事工程をはずれることになり工事期間が延びていく原因になります。施主さまにとってもいいことはありませんので、できる限り変更がないように再度確認した上で工事契約を締結致しましょう。
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施工(現場)
工事自体は施工会社さん(工務店の大工及び職人)が行い、設計事務所は工事には入りません。設計事務所の工事(現場)での仕事は建築設計監理業務<現場監督とは異なります>を行います。契約図書(工事契約の根拠となる実施設計図書)通り施工が行われてるか現場の確認を行います。

まずは敷地が更地かどうか。既存の建物や障害などがある時は解体工事・整地が必要になります。
解体工事の場合は「残したいもの」「また使いたいもの」等を解体業者との事前打ち合わせが大切です。

家を建てる前に工事の無事を願って神主にお祓いをしてもらう地鎮祭を行います。こういう行事は午前中が多いので午後に建物の大きさ・位置・高さ基準の確認をするための作業、地縄張り・水盛り・遣り方を行ったりします。この時近隣への挨拶もしておくといいでしょう

そして建物本体の工事に入ります。家が傾いたり沈んだりしないように基礎工事を行います。基礎が完成したら骨組みをつくる躯体工事に入ります。(木造作りの場合、建て方<上棟>と呼ばれる骨組みつくりから始まります。)その際、工事の無事を祈り工事関係者を労うための上棟式をします。骨組みができたら完成すると見えなくなる下地工事に入ります。この工事と同時に配線・配管設備工事を行います。そして室内・外部の仕上げ工事に入ります。

01. 解体整地工事
02. 地鎮祭
03. 地縄張り・水盛り・遣り方・仮設工事
04. 基礎工事
05. 給排水工事
06. 木工事(建て方・棟上式)
07. 屋根工事
08. 木工事(内部造作・断熱工事)
09. 内部給排水設備配管工事
10. 内部電気及び電話等配線工事
11. 内装工事(左官工事・塗装工事等)
12. 建具工事・畳工家具工事
13. 外構工事
14. 照明機具取り付け工事
15. 竣工検査・駄目工事(検査不適合修正等)
16. 工事完了検査申請
16. 完了済証を発行の上で引き渡し(完了)
※木造建築の場合、工事期間は着工から竣工まで新築では約6ヶ月を基本としております。但し規模などにより異なります。
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竣工(引き渡し)
これでほぼ完成ですが最後に「駄目工事」という手直しを行う事があります。
施工現場も終わり施工会社さん(工務店)から鍵を受け取り建物の引渡し手続きをします。実はここで初めて、その家が施主さまのものになるのです。設計業務はこれにて完了(竣工)です、お疲れさまでした。いつかどこかの現場でお会いしましょう。
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